「オールインワンジェルって結構便利そう」
「でもなんか、肌にあまり良くない成分が入ってるってウワサを聞くしなぁ」
「ググってみたけど、まぁ~賛否両論って感じ。結局いいんだか悪いんだかサッパリわからん」
などなど、あなたは今色々とオールインワンジェルについて、疑問に感じているのではないでしょうか。
そこで今回は、オールインワンジェルに関する数々のウワサを検証するとともに、結局のところ、「じゃあオールインワンジェルってどうなのよ?」という疑問について、お話していきたいと思います。
※「オールインワンジェルは今のところ試す予定はないかも」という方には、お時間が無駄になってしまう内容です。
Contents
オールインワンジェルは良くない?
【結論】合うか合わないかだけ
まず先に結論から言いますと、オールインワンジェルは良いとか悪いとかではありません。
人それぞれ自分の肌に合うか合わないかというだけの事です。
化粧水や乳液なんかにしても、自分にはしっくりくるものだとしても、お友達が同じようにしっくりとくるかと言えば、そうとは限らないですよね。
逆に自分にはどうしても合わないものが、他の人にはぴったり!ということもよくあります。
なので、オールインワンジェルだからダメとかどうこうとかではない、ということなんです。
【賛否両論】オールインワンジェル⇒良VS悪
例えばですが、初めてのオールインワンジェルに興味津々のAさんが、『GOGOホワイトオールインワンジェル』(仮名)というオールインワンジェルを使ってみたとします。
使い心地もよくべたつかないし、保湿力も申し分なさそうだなと思い、しばらく使い続けてみました。
すると3日目位に、なんだか少し肌がピリピリしてきて、所々かゆみを伴ってきました。
すぐに使用をやめたところ、症状が改善されていきました。
Aさんはこう思います。
「あぁ、オールインワンジェルってやっぱり肌に悪い成分が入ってるんだわ。もう使わないようにしよう。」
そして『GOGOホワイトオールインワンジェル』(仮名)に関する口コミを、サイト上に書き込みます。
「『GOGOホワイトオールインワンジェル』(仮名)を数日間使ってみたけど、肌がピリピリしてかゆみもでてきた。これは全くおすすめできないですね。」みたいな。
まぁこれはちょっと極端すぎる例ではありますが、こんな感じでAさんが書き込んだ場合、これを読んだ人はどう感じるでしょうか。
「エッ、そうなんだ。『GOGOホワイトオールインワンジェル』(仮名)使ってみようかなと思ってたけど、やっぱやめとこう。」と思う人って、少なからずいると思います。
ただその一方で、めちゃくちゃ気に入った人は、
「『GOGOホワイトオールインワンジェル』(仮名)使ってみました!スーッと肌になじむしベタベタしない。朝まで全然乾燥を感じませんでした。結構いいかも!」と書き込む人もいるわけですよ。
これってもう、その人にその商品が合うか合わないのか?!っていうレベルの話だと思うんですよね。
Aさんとしては、「肌に合わなかった」=【悪】だ!と思い込んでいたけど、また別の人にとっては、「気に入った!サイコー!」=「おすすめ!」という具合に。
ここまででわたしは何が言いたかったのかというと、賛否両論っていうのは結局のところ、自分の肌に合うものは良いもの、合わないものは、【悪】と捉えがちになってしまう傾向があるということ。
もともと普段からしっかりと化粧水→美容液などを順番にフルでお手入れしている人にとって、オールインワンジェル自体否定的な見方をする人がいるのは確かです。
だからといってこれもどっちがいいとか悪いとかではなく、考え方や価値観の違いだけなんじゃないかと思います。
【検証】ウワサの数々
「肌に悪い成分が配合されている」?
「肌の老化が早まる」?
「そもそも手抜きケアだ」?
「消しゴムカスみたいなポロポロしたのが出てくる」!
etc.......
よくこういった話を耳にすることがあります
肌に悪い成分って一体何なのでしょうか。
ちょっと調べてみました。
肌に悪い成分?!
・合成ポリマー(カルボキシビニルポリマー)
ビニルとかポリマーとか聞くと、何だか不安になってしまいますよね。
ネット上で、『肌にビニールやラップをのせるのと同じことだ。悪だ。』みたいに言っている方をお見受けします。
いやいや本当にそうでしょうか?
そもそも、水溶性成分であるカルボキシビニルポリマー(カルボマー)は、化学的構造や性質など、ラップのそれとは全く異なる物であるにもかかわらず、同じというにはかなり無理があります。
私は化学の専門家ではないので詳しい構造のお話などは分かりませんが、ラップの構造は水とは一切なじまない性質を持っているという事は、はっきりと理解しています。
炊き立てのアツアツご飯をよそったお椀にラップをかけしばらくすると、内側にたくさんの水滴がつくことは簡単に想像できますし、その水滴はラップを通過しますか?
しませんよね。
ましてや蒸気でラップが溶けるなんてことも、もちろんありません。
「肌に残りやすいから強力なクレンジングが必要?」
化粧品に含まれる合成ポリマーは多くて3%程度の配合となっており、水溶性でかつ密封性もないため、水で洗うとすぐに落ちます。
そのため、合成ポリマーを落とすのに、強力なクレンジングも不要です。
・界面活性剤
界面活性剤も、よく悪者扱いされてしまう成分です。
これはもともと混ざりにくい「水」と「油」を、混ざりやすくする働きの成分ですが、乳化剤として化粧品に使われたり、洗浄剤としてクレンジングやシャンプー・ボディーソープなどにも幅広く使われています。
ほかにも殺菌や帯電防止・柔軟の用途として、制汗剤やトリートメント・コンディショナーなどにも配合されている成分です。
界面活性剤は多くの化粧品に使用されている、いわば必須の成分です。
それを悪者にしてしまうのはなんともおかしな話なんですよね。
オールインワンジェルのほかにも乳液やクリームなどには、(非イオン)ノニオン型といわれるタイプの界面活性剤が、乳化剤として使われています。
皮膚への刺激はかなり弱く、配合量も少ないため、肌への負担はほとんどありません。そして安全性も高いものです。
(例)
・ステアリン酸グリセリル
・ステアリン酸ソルビタン
・PEG-60水添ヒマシ油類
・ポリソルベート60
・オレイン酸ポリグリセリル-10
上記の(非イオン)ノニオン型を含め、界面活性剤には全部で4タイプありますが、そのうちの(陰イオン)アニオン型とよばれるイオン性タイプのものは、主に洗浄力や泡立ちの作用として配合されるものになります。
ただこれには刺激性があるため、敏感肌や乾燥肌の人は注意が必要です。
敏感肌や乾燥肌さんが洗浄成分を選ぶ際は、石鹸系や硫酸系は皮膚への刺激が高くなりやすいため、低刺激のカルボン酸系やアミノ酸系がおすすめです。
低刺激の成分であったとしても、やはり刺激がゼロというわけではないため、泡を顔に乗せてからは早めに洗い流すことを心がけた方が良いです。
悪者扱いされやすい界面活性剤の背景としては、脱脂力の高いラウリル硫酸Naや、刺激の強い塩化ベンザルコニウムを指し、一部メーカー等がポジショントークを繰り広げていることがほとんどです。
前述のとおり、オールインワンジェルなど化粧品用乳化剤として使われる、(非イオン)ノニオン型の界面活性剤は、非常に安全性が高いです。
また、毒性や皮膚への刺激もほとんどなく、中には食品添加物として認められているものもあります。
界面活性剤にはたくさんの種類とそれぞれの性質があり、肌への影響も異なるものです。
その事をよく理解して、むやみに避けようとするのではなく、上手に化粧品と向き合っていく必要があると思います。
老化が促進される?!
これはおそらくですが、「オールインワンジェルは保湿力がいまいち」というイメージから、派生したウワサではないかと思います。
確かに保湿力が低いと肌が乾燥してしまい、シワやシミ・たるみといった老化が促進されるのは間違いないですよね。
しかしそれはオールインワンジェルだけではなく、その他の基礎化粧品にも同じ事がいえます。
オールインワンジェルに限ったことではありません。
ご存じの方も多いと思いますが、スキンケア化粧品は次の3つが土台となってつくられています。
・『水』
・『油』
・『界面活性剤』
ここにプラスして、訴求性分(美容成分)や防腐剤・増粘剤・pH調整剤などが配合されていきます。
それぞれの配合成分や割合により、効果や使い心地なども異なります。
例えば、『コラーゲン配合』と謳っている商品の場合でも、成分自体の品質があまり良くないものだったり、低い割合だとどうしても効果が得にくくなってしまうのは当然です。
肌を清潔に健やかに保つために使用するはずの化粧品が、逆にまさかの老化を引き起こす原因になるなんて、考えたくもないですね。
ただよほどの粗悪品だった場合には、老化促進に繋がる恐れがないとも言い切れません。
手抜きケア?!
逆に手抜きケアのなにが悪いの?とか思ってしまいます(笑)
個人的には、手抜きケアというよりかは、『時短ケア』とか『シンプルケア』という言い方のほうがしっくりきます(笑)。
化粧水からはじまり、1つ1つ順番に丁寧におこなうスキンケアを否定するわけではありません。
人によってはスキンケアタイムは至福の時となりますし、それにリラックス効果もあるとされていますよね。
ただやり方を間違うと、肌へ余計な刺激をあたえる事になり、肌荒れやシミの原因になってしまうのは、怖いかなと。
時間とそしてお金も節約できるオールインワンジェルですが、自分の肌にあうものがみつかると、こんないいアイテムはない、と心底実感できるはず。
消しゴムカスみたいなポロポロモロモロ?!
洗顔後にオールインワンジェルを顔になじませていると突然、ポロポロとした消しゴムカスのようなものが出てくることがあります。
このポロポロ自体は悪いものではありませんが、初めて経験する時には「ウゲー!なんだコレー!」と、びっくりすると思います。
そうならないようにするための、原因と対策について詳しくまとめた記事がありますので、宜しければ↓コチラ↓を参考にしてみてください。
-
-
オールインワンジェルでポロポロ発生?!原因とおすすめの対策7つ
時短スキンケアにおすすめ!といえば、オールインワンジェル! でも、「お化粧をしようとしたらいつもアイツがきて邪魔をする。」というお声をよく耳にします。 そうあの消しゴムカスみたいなポロポ ...
続きを見る
オールインワンジェルのメリット・デメリット
オールインワンジェルを初めて使ってみようと思っている人にとって、やはり気になるのがメリットやデメリットだと思います。
私が特にメリットだと感じている点は、『時短』『シンプルケア』の2点です。
まだまだ手のかかる子どもたちと一緒に暮らしていく中で、いかに時間をかけずにスキンケアをするか。
これはとても大事な事だと思っています。
他にも経済面だったり肌へのやさしさだったり、いいことがたくさんあります。
逆にデメリットとしては、ポロポロがでたり乾燥しやすかったり、スキンケア自体の満足感が得にくい、という声もあったりします。
この辺に関してまとめた記事があります。詳しくは↓こちら↓へどうぞ。
-
-
オールインワンジェルのメリット&デメリット!【徹底解説】
お題:【オールインワンジェルについてうかがいます】 ♪デデーーン Q: ちょっぴり興味をもっている→A: イエス Q: 心の中ではやっぱり化粧水・美容液・乳液の流れが一番いいと思っている ...
続きを見る
オールインワンジェルだけで本当に大丈夫?
『オールインワンジェルは気になってるけど、それだけで本当にいいの?』と心配になりますよね。
『肌に合わなかったらどうしよう』とか、『ちゃんと肌に浸透するのかな』等々、不安もあると思います。
ドラッグストアに行くと、1,000円前後でたくさん量が入っているオールインワンジェルをよく見かけます。
店舗でオールインワンジェルが気軽に買えるのはうれしいことではありますが、保湿力がイマイチだったり、逆にいつまでもべたべたしたり、なかなかいい物に出会うのにひと苦労です。
またネット上では結構いいお値段する物もあったり。
化粧品は、「安いからダメ!」「高いから良い!」とは一括りにいうことはできません。
ですが、あながち間違いでもないのかなというのが正直なところです。
最近では、安くても本当に消費者のことを考えて作られた、優秀オールインワンジェルが実際にたくさんありますし、
そういう本物に出会えると、本当にオールインワンジェルだけでのスキンケアが、実現可能です。
美容成分がしっかりと配合されていて、なおかつ続けられそうな無理のない金額なのであれば、あとはそのオールインワンジェルが自分に合うかどうかだけ、なのかなと思います。
化粧水や美容液やクリームでスキンケアをすることが、まだまだ王道の世の中だと思いますが、中には
『本当はスキンケアをシンプルにしたい』
『時間もかかるし面倒に感じている』
『経済的にも余裕がないし節約したい』
このように心のどこかで感じている人は、決して少なくないはずです。
オールインワンジェルの効果を最大限に発揮する方法
オールインワンジェルの最大の魅力といえばやっぱり、シンプルケアであること。
このシンプルケアの効果を最大に発揮するために重要なのがズバリ、『落とすケア』です。
つまりクレンジングや洗顔で、お肌の汚れをきれいにして、ノーマルな状態にしてあげることがとっても大切なんです。
どんなに最高レベルの成分が入ったオールインワンジェルであったとしても、汗や老廃物・メイク汚れが落とし切れていないお肌に塗りこんだところで、その効果が発揮されるはずもないからです。
それどころか逆効果にもなりかねません。
『落とす』からの『潤す』
これはしっかりと肝に銘じておいたほうがよいですね。
【スキンケアの方法に自信がないあなた】→オールインワンジェルを試す価値ありかも
・今までなんとなく自己流でスキンケアをやってきた。
・ライン使いするのが当たり前だと思っていたけど、最近ちょっと疑問に感じている。
・何が自分に合っているのかすらもいまだに分からない。
こういった方は意外と多いです。
それならば一度、オールインワンジェルをためしてみてはいかがでしょうか。
朝の洗顔後やお風呂上りに、サーっと塗って軽く押さえてハイッ!完了。
下手にあれやこれやと何種類も塗りかさねて、つい肌を擦りすぎたりして傷めてしまっては本末転倒ですし、なによりもオールインワンジェルなら1つだけなので、そんな心配も時間も手間もかかりません。
とても理にかなったアイテムです。
オールインワンジェルは良きかな!
オールインワンジェルが良いのかどうかという疑問に関しては、結局のところ自分の肌に合うかどうかという部分がとても大きいという事でした。
「お肌にラップ」等と一部ネット上で悪者にされるカルボマーは、本物のラップとは構造等全く異なるものであり、また水溶性なので簡単に水で落ちます。
化粧品に配合される界面活性剤は、毒性や皮膚への刺激がほとんどなく、安全性がとても高いものなので、神経質に考えなくて大丈夫。
そしてせっかくのオールインワンジェルの効果を最大に発揮させるためには、クレンジングや洗顔で肌の汚れをきれいに落としきる事、つまり「落とすケア」がとっても大事。
時短&シンプルなオールインワンジェルでのスキンケアは結構おすすめですよ。