「これって塗りすぎかなぁ?」
オールインワンジェルなどを塗る際に、ふと不安に感じることってありますよね。
化粧水や乳液などを併用する時にも同じ事を感じてしまうもの。
キレイになりたいからついついたくさん重ね塗り。
実はそれ、『過剰な保湿作業』かもしれません。
よかれと思ってやった事が逆効果になるなんて本末転倒ですよね。
まずは過剰な保湿が招くデメリットを知り、正しいスキンケア術をみにつけましょう。
Contents
オールインワンジェルなど基礎化粧品の塗りすぎが招く【デメリット】
赤ちゃんみたいなプルプルお肌になりたい。
シミやほうれい線なくなれー!
とつい一度にたくさんの量を塗ってしまう。
最近乾燥が気になるから、つい何個も重ねてしまって。。。
この様に過剰に保湿作業をおこなってしまった場合のデメリットがこちら。
デメリット
・肌本来のキレイになる力が弱まる
・刺激となりかえって肌の負担になる
・余分なお金がかかる
・ニキビ・肌荒れなどをおこしやすくなる
・化粧ノリが悪くなる
一見たくさん塗る事で保湿力もアップしてキレイになりそうなものですが、
そう簡単なものではありません。
肌本来のキレイになる力が弱まる
まず、肌本来のキレイになる力が弱まるとはどういうことでしょうか。
これは肌のバリア機能が低下することにより、皮膚が乾燥し外部からの刺激を受けやすくなって、結果として肌が潤いを保てなくなるということにあります。
肌のバリア機能とは?・・・表皮(皮膚の一番外側)のもっとも外側にあるわずか0.02mmの角層とよばれる部分が、うるおいを保持して乾燥や外部の刺激から皮膚を守る役割のこと
過剰に保湿された肌は、そう。
怠けます。
だって自分で頑張らなくとも、待っていたら勝手に栄養をたくさんくれるわけですからね。
そりゃあ怠け者になって当然です。
刺激となりかえって肌の負担になる
化粧品の中には良い物だけではなく、界面活性剤や防腐剤なども入っています。
これらは適量を使う分には全く差し支えない成分ではあるものの、一度に大量に使用してしまうとそれが肌にとって負担となる場合があります。
ニキビ・肌荒れなどをおこしやすくなる
皮脂が過剰に分泌されやすくなるために、ニキビや肌荒れを引き起こしてしまいます。
過剰に分泌された皮脂は毛穴に詰まったり、毛穴自体をふさいでしまうこともあります。
化粧ノリが悪くなる
すぐにヨレたりくずれたり、そもそも全然肌に化粧がなじまない。
ニキビの原因と同じく、やはりこれも過剰な皮脂分泌が一つの要因になりえます。
余計なお金がかかる
本当はオールインワンジェル1つだけでよいところ、
本当は化粧水とクリームだけでよいところ、
必要以上に使えばもちろんその分お金がかかる事は言うまでもありませんね。
もったいない。
ここでいうもったいないとは、あくまでも『過剰な保湿作業』に関してです。
適度な重ね付けや併用についてではありません。
ブースターに化粧水に美容液にオールインワンジェルに乳液にクリームにおやすみ前にナイトクリーム......
(はぁはぁ。書いているだけでも息が。。)
私のまわりではここまで使っている人はいませんが、念には念を入れよ!で使っている人は世の中にそこそこいると私は思っています。
オールインワンジェルを挟むケースはかなりレアかもですが。
オールインワンジェルの効果的な塗り方・タイミング
ここではオールインワンジェルに的を絞り、正しい塗り方やタイミングについてお伝えします。
塗り方
使い方はとてもシンプルで簡単です。
簡単たったの3ステップ
①適量を手にとる
②顔の下から上へ、内側から外側へぬる
③手のひら全体を使ってハンドプレスする
まずはそれぞれの商品ごとに推奨されている1回分の適量を手に取ります。
多すぎても少なすぎてもNGです。
多すぎると消しゴムカスのようなポロポロモロモロがでる大きな要因となってしまいますし、
少なすぎると肌に負担がかかります。
なので必ず適量を取るように心がけましょう。
そして手のひらの体温で少し温めます。
温めることによってジェルがお肌に浸透しやすくなりますよ。
次に顔の下から上方向に、内から外に向かってやさしく、
クルクルと円を描くように全体になじませていきます。
年齢を重ねるとハリや弾力が低下し、毛穴も下を向いてきてしまうものです。
さらにその毛穴同士がくっついて余計に目立ってしまったり。
なのでその毛穴の向きに逆らうように下から下から入れ込んであげるようにします。
鼻や小鼻のまわりは上から下へ塗ります。
最後に手のひら全体で顔をやさしくハンドプレス!
ペチペチパチパチと昔よくおばちゃんたちがやってたみたいに顔をたたかないように気をつけましょう。
余計な力を入れずにやさしく包み込むようにおさえてあげます。
このハンドプレスをするかしないかでも浸透力に差が出ますので、ぜひともやって頂くことをおすすめします。
あとはシミ・乾燥などの気になる部分に少量を重ね付けすると効果的です。
タイミング
朝・・・洗顔後すぐに塗る
夜・・・クレンジング+洗顔後すぐに塗る
朝夜ともに、まだお肌に水分が残った状態で塗ります。
オールインワンジェル自体、もともと化粧水の機能を持ちあわせてはいるものの、あまりにも水分が蒸発した状態で塗ってしまうと、なかなか肌に浸透しづらくなってしまうからです。
ただもしも子どものお世話などですぐに塗ることができなかったというような場合でもご安心を!
そんな時には化粧水を先に塗って水分をあたえてあげるとよいです。
乾いた肌に塗った場合と比べて、断然!浸透力がちがってきますよ。
ちなみにですが夜お風呂に入った時に、私は子どもたちよりもまず先に自分の体を拭いて一旦浴室からでます。
転倒やケガなど万が一の事が起こった場合でもすぐに対応ができるように、浴室と脱衣所の扉は半分開けた状態にしておきます。
そして髪の毛を乾かしたりするよりもまず先にオールインワンジェルを塗ってスキンケアしていますよ。
オールインワンジェル1個塗るだけなので本当にあっという間に終わります。
終わったらまた浴室に戻って子どもたちをお風呂から上げて体を拭いてあげたり、(夜中に帰宅する旦那の為に)お風呂に蓋をしたりおもちゃをかたづけたりします。
こういう一連の流れって短いようでもトータルすると意外に時間が経ったりして、その間に肌の水分が蒸発してしまうんですよね。
そういう時にオールインワンジェルだと更に時短もできるので便利なんですよね。
オールインワンジェルを選ぶ際のポイント
選び方ポイント
・保湿力の高さ
・使い心地(使用感)
・有効成分配合
保湿力の高さ・・・セラミドやヒアルロン酸、グリセリンやアミノ酸など保湿成分が配合されたものを選びましょう。
特にセラミドはしっかりと水分をはさみこんでキープし、肌のバリア機能を高めてくれる大切な保湿成分です。
ここ数年ではこのセラミドが配合された化粧品が多く販売されている傾向にあります。
使い心地・・・伸びがよくベタつかないものを選びましょう。
油分が多いものや高分子ポリマーがたくさん含まれている事の多い市販品の場合、ベタつきがちになります。
高品質のオールインワンジェルは浸透しやすく肌なじみも良いため、ほぼベタつくことはありません。
有効成分配合・・・美白における医薬部外品の有効成分としては、ビタミンC誘導体やアルブチン・トラネキサム酸などがあります。
厚生労働省が認可しているその美白有効成分は20種類程で、それぞれ成分により働き方が異なります。
ニキビ予防における医薬部外品の有効成分としては、グリチルリチン酸ジカリウムやアラントイン・サリチル酸・エストラジオール誘導体などがあります。
産後のバタバタにこそオールインワンジェルが重宝する
これは、あの頃の自分に伝えたい話です。
あの頃=1人目出産後の事ですね。
シンクに小さなベビーバスを設置して沐浴させていた頃はとくに問題ありませんでした。
赤ちゃんのお世話だけに集中できます。
ただ1ヶ月を過ぎた頃、自分と赤ちゃんが一緒にお風呂に入るようになってからが大変でした。
特に上がる時なんかは赤ちゃんを先に拭いて、冷えないように一旦バスタオルでくるんで脱衣所にて待機させて。
自分の体を拭くのもそこそこに、赤ちゃんをお部屋に連れて行き服を着せてあげる。
その後は授乳に寝かしつけにと、もうヘトヘト。
自分のお肌のケアなんて構っていられないんですよね。
化粧水すらつけずにそのまま寝てしまう事も何度もありましたね(笑)
でもこれじゃだめだと思って色々調べ、『馬油』がいいという事でとりあえず買ってみました。
『馬油』なら赤ちゃんにも使えるし、ついでにササッと自分にも塗ればOK。
これが一石二鳥ってヤツか。
と、しばらく使っていましたが、どうしても乾燥が気になり始めたんですよね。
やはり馬油だけではお肌の水分を保つのは難しいという事ですね。
『油分でふた』の限界を悟った瞬間です。
今思えばですがあの頃、馬油ではなくて『オールインワンジェル』を使っていたらなぁとちょっと悔しい気持ちになります。
ただその頃に、今の様な質の良いジェルが世の中にあったのかどうかという点は、少々疑問が残りはしますけど。
今もしも妊娠中で、スキンケアを簡略化したいけどどうしようかなと思われている方がいれば、迷わず『オールインワンジェルを使うと良いですよー』と声を大にして言いたいものです。
今のように化粧水や美容液などライン使いも捨てがたいかもしれませんが、それに勝るとも劣らないオールインワンジェルがあるならば、使わない手はないかと。
特に産後の時間はとっても大事。
朝から晩まで24時間勤務ですから、時短できるところはどんどん活用していくと良いと思います。
\セラミド4種類も配合!高保湿/